久しぶりの曽爾高原散策 2004年6月9日

暇にモノを言わせて曽爾高原に行ってきました。

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我が家からはバイクで30分ほど、キャンプ場の駐車場にバイクを停めて少し登ればお亀池。
曽爾高原はニホンボソという山と亀山に囲まれた大凹地である。
倶留尊(くろそ)山の連山の一角なので、このあたりを倶留尊高原とも呼ぶ。


                     新緑のお亀池

池と言っても水は僅か。
室生火山群の噴火口跡なので昔は底なしと言われていたのである。
この脇には池の水利用で野営指定地があったのだが今はキャンプする人もいない。

池の脇の道を歩き亀山峠を目指す。
亀山峠へは良く整備された丸太の階段である。
高低差は見かけほどは無いので約20分ほどで到着。
ここから左に進路を転じ二本ボソ(別名:鰯の口)を目指す。
峠からの登りは見かけよりもハード。
浮き石も多いので注意を要する。


                二本ボソへの登りからお亀池を眺める

少し登れば瓢箪の形のお亀池全景をみることができる。
森林帯に入り少し登るといつの間にやらできた小屋が建っている。
この先は入山料が必要らしい。


                   この先は入山料が必要

その昔、二本ボソも倶留尊山ももちろん無料で登山できた。
しかし12〜13年ほど前、突然倶留尊山の原生林が裸にされて入山料が設定されたのである。
自然を破壊しておいて「環境保全の為に入山料を徴収します」という看板に
思わず笑ってしまったものであるが、今は二本ボソも登れなくなり
入り口の小屋には管理人が常駐している様子である。
この山に登るのは麓にある国立曽爾少年自然の家を利用する学生の団体なので
売り上げはなかなかのものだと思う。
くまさんの場合、無料の時代にそれこそ毎週の様に登った山なので
今更入山料を支払ってピークハントするのも馬鹿馬鹿しいのでここで引き返す。


                    アザミやら蜂やら・・・

初めてこの山に登る人はせっかくここまできて引き返すのももったいないと思って
金を払うのだろうけど、昔の自然のままの連山を知っている人には
今の倶留尊〜二本ボソの状態は見るに忍びないのである。

亀山峠に戻る。
ここから亀山を目指す。
亀山は標高849m。亀山峠からは二つ目のピークがそれである。
昔はこの亀山の斜面からおかめ池に向かっていくつもの踏み跡があり
いろいろなルートが楽しめたのだが、今は環境保全の為に立ち入り禁止。
代わりに立派な木製階段が古光山方面に続いている。


                 左が後古光山 右が古光山

今回は少し下ったところからおかめ池方面に下りる新しい道をたどる。
古光山(こごやま)へは後古光山(うしろこごやま)を経由して行くのだが
見た目は急な後古光山よりも古光山へのロープ伝いの直登に苦しめられた想いでがある。


                   左が兜岳 右が鎧岳

右に視線を転じれば兜・鎧の山肌。
もちろん過去に登った事はあるが登るよりも紅葉で色とりどりに染まる様を眺める山かな?と思う。
ほどなく池まで下り、バイクに乗って帰還。
全て込みでも3時間。お気軽な散歩という感じである。
ここの魅力は季節によって変化する草原の絨毯であろうか。
また機会を見て散策してみたいと思う。


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