龍穴＆天の岩戸

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龍穴は女人高野として有名な室生寺にほど近い龍穴神社のご本尊である。
元々は室生寺は龍穴神社の雨乞いの聖地であった場所を役行者小角が
開創したらしい。
龍穴神社は室生寺と違って訪れる人も少なく、更に龍穴はもっと訪れる人は少ない。
室生寺から更に奥に行けば路傍に龍穴神社。
更に進み民家がぽつんと一軒ある場所の少し先から山に入れば天の岩戸と龍穴がある。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　龍穴

中学生の頃、初めて訪れたこの場所は道しるべも無く自転車を押して山に分け入るのは
少々怖かったのだが、今は道も舗装されてしかもバイクなので楽である。
道から鳥居をくぐって谷に下りると立派な祭壇がありお供えもしてある。
なにしろ昔は何も無く、川の向こうにしめ縄をした洞穴があるだけだったのだが
今はいかにも聖地という感じである。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　龍穴の横にある滝

一応ご本尊なので本当は写真撮影はしてはいけないのであろうが
お賽銭をあげてちょっと撮影させてもらう。
なぜか昔は遠景は撮れるがアップでは写らないという謎の場所だったのだが
今のデジカメでもやはりアップではよく写らないのであった・・・

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　天の岩戸　

龍穴から少し道を戻った道ばたにあるのが天の岩戸である。
説明はいらないとは思うが、天照大神が岩戸に姿を隠して世界が暗闇に閉ざされた時に
アメノウズメノミコトが服をはだけて踊り、天照大神を復活させたという古事記の一節である。
天の岩戸伝説は各地にあるのであるが、まぁここもその一つということで・・・
見た目は大岩がまっぷたつに割れているという感じなのですが
くまさん的には横の大木が立派だなぁという感想です。